メンタルモデル/艦娘の史実『摩耶』
高尾型重巡洋艦『摩耶』
高雄型重巡洋艦
妙高型の攻撃力を維持し、問題点であった居住区画や戦艦に次ぐ準主力艦として、高い艦隊指揮能力を付加すべく塔型艦橋を大型化させた。
妙高型との相違点は他にも魚雷発射管が中甲板から、使い勝手の良い上甲板に移されたのも特徴。
高雄型重巡洋艦 3番艦
全 長 203.76m
全 幅 20.72m
乗 員 996名
基準排水量 13,350㌧
武装 20.3cm連装砲4基8門
12.7cm連装高角砲6基12門
25mm3連装機銃13基39挺
同単装9挺
13mm単装機銃36挺
61cm4連装魚雷発射管4基16門
搭載機 搭載数3機
（射出機2基）
全 幅 20.72m
乗 員 996名
基準排水量 13,350㌧
武装 20.3cm連装砲4基8門
12.7cm連装高角砲6基12門
25mm3連装機銃13基39挺
同単装9挺
13mm単装機銃36挺
61cm4連装魚雷発射管4基16門
搭載機 搭載数3機
（射出機2基）
摩耶(史実)
『摩耶』建造
ワシントン海軍軍縮条約締結後、主力艦を補う為、重巡洋艦の建造に着手する。
当時、経済恐慌の影響で川崎造船所が破産寸前に陥り、建艦体制維持の為、海軍が介入。
これにより高雄型の3番艦として起工されたのが『摩耶』であった。
1928年（昭和3年）12月4日神戸川崎造船所で起工。
1932年（昭和7年）6月30日竣工。
高雄型重巡4隻は第二艦隊・第四戦隊を形成し、横須賀を母港とした。
太平洋戦争突入
1932年（昭和7年）9月、海州沖封鎖作戦に参加。
1937年（昭和12年）7月7日、日中戦争では第二遣支艦隊（支那方面艦隊・南支監視部隊）の旗艦として、海南島攻略作戦に参加。
1941年（昭和16年）12月2日、摩耶は馬公泊地に入港し、フィリピン進攻作戦に参加し、主にビガン攻略の支援をおこなった。
12月17日、リンガエン湾(フィリピン)上陸作戦を支援。
12月25日に「摩耶」は東方支援隊に編入。
蘭印作戦
1942年（昭和17年）1月～3月、オランダ領東インド諸島の油田地域を占領する蘭印作戦に参加。
1月、南方部隊母艦航空部隊に編入され、アンボン島アンボン空襲を支援。
2月10日、南雲機動部隊に編入され、ポートダーウィン空襲を支援する。
その後、南方部隊本隊に復帰、引き続き南方作戦に従事した。
3月1日、南方部隊本隊はジャワ島南部チラチャップ南方に進出し、以後ジャワ島の南んを遊弋し商船4隻を撃沈、1隻を炎上させ、1隻を拿捕した。
3月2日夕刻、二十三航戦から『軽巡1隻、駆逐艦2隻発見』の報告を受けて近藤長官は愛宕、高雄を敵軽巡に、摩耶、嵐、野分を敵駆逐艦にふりわけた。
摩耶、嵐、野分はイギリス軍の駆逐艦「ストロングホールド」を発見し、これを撃沈。
艦載機は全て破壊されたが、その後も転戦。
3月18日、修理・整備の為、横須賀へ帰港した。
本土空襲とアリューシャン侵攻作戦
4月18日、B-25爆撃機によるドーリットル日本本土空襲を、三河湾西浦沖で迎えた。
直ちに出撃し、深夜の観音崎沖で二艦隊主力部隊と合流する。
前進部隊『愛宕』『高雄』『摩耶』『妙高』『羽黒』『祥鳳』等でアメリカ機動部隊を追撃するが、ウィリアム・ハルゼー提督指揮する第38任務部隊の米空母『ホーネット』『エンタープライズ』は既に撤退していた。
5月1日深夜、水上機母艦『瑞穂』が米潜水艦『ドラム 』 の雷撃で航行不能となる。
重巡『摩耶』『高雄』は現場に急行し、沈没する瑞穂から乗組員を救助した。
摩耶は第二機動部隊に属し、四航戦『龍襄』『隼膺』、重巡2隻『摩耶』『高雄』、駆逐艦3隻『曙』『漣』『潮』、補給船『帝洋丸』と行動を共にした。
5月22日呉を出撃、5月26日大湊を出港。
ミッドウェー海戦と並行して行われたアリューシャン列島侵攻作戦に参加した。
6月24日、大湊に帰港。
ソロモン海戦
8月11日、呉を出港してトラック島泊地へ進出、ガダルカナル島の戦いに参加。
24日、第二次ソロモン海戦に前進部隊として参加。
10月15日、ガダルカナル島ヘンダーソン基地艦砲射撃作戦に参加し、砲撃に成功。
10月26日、南太平洋海戦に参加し、米空母『ホーネット』 の撃沈に貢献した。
11月、摩耶は外南洋部隊支援隊に編入され、5日、ショートランド諸島（ショートランド泊地）に進出する。
12日、第三次ソロモン海戦が勃発。
ガダルカナル島ヘンダーソン飛行場砲撃に向かった第十一戦隊（戦艦『比叡』『霧島』）以下挺身攻撃隊（挺身艦隊）が米巡洋艦部隊（指揮官ダニエル・J・キャラハン少将）と遭遇。
12日-13日、日本海軍は戦艦『比叡』駆逐艦『夕立』『暁』を喪失してしまう。
これを受けて連合艦隊（司令長官山本五十六大将）は外南洋部隊支援隊指揮官西村祥治第七戦隊司令官にヘンダーソン飛行場砲撃を命じた。
11月13日、七戦隊司令官西村少将が率いる重巡『鈴谷』『摩耶』、軽巡『天龍』、駆逐艦『夕雲』『巻雲』『風雲』『朝潮』はショートランド泊地を出撃。
同日深夜にガダルカナル島海域へ突入し、重巡『鈴谷』『摩耶』は飛行場砲撃を敢行、警戒部隊『天龍』『夕雲』『巻雲』『風雲』『朝潮』はアメリカ軍魚雷艇から重巡2隻を護衛した。
14日、戦場からの離脱中にアメリカ軍の空襲を受け、重巡『衣笠』が沈没し、重巡『鳥海』、軽巡『五十鈴』も被弾。
午前11時頃、F4Fワイルドキャットが『摩耶』の左舷高角砲甲板に体当たりし火災が発生した。
本戦闘により魚雷16本を投棄し、沈没を免れるも38名が戦死、47名が負傷している。
応急修理の後、トラック泊地に帰投。
1943年（昭和18年）1月5日に日本へ帰投。
ラバウル空襲
3月、アリューシャン方面に進出。
アッツ、キスカ両島への輸送船団を護衛した。
3月27日、アッツ島沖海戦に参加。
9月15日、南方戦線に向かった。
1943年（昭和18年）11月上旬、『ろ号作戦（ブーゲンビル島沖航空戦）』に付随する形でブーゲンビル島上陸作戦を支援するため、艦隊はラバウルに入港した。
第二艦隊、司令長官栗田健男中将が指揮する重巡洋艦7隻（旗艦『愛宕』)『高雄』『鳥海』『摩耶』『鈴谷』『最上』『筑摩』、軽巡洋艦1隻『能代』、駆逐艦4隻『玉波』『涼波』『藤波』『早波』からなる。
5日、米軍第38任務部隊、米空母『サラトガ』『プリンストン』基幹によるラバウル空襲に遭遇した。
摩耶のカタパルト付近に被弾、左舷機関室が損傷し、火災発生。
戦死70名、負傷者60名を出し、連日のように空襲を受けながらラバウル港で修理を行う。
推進軸2本の内、一本のみ修理し運用。
11月14日、『摩耶』潜水母艦『長鯨』、護衛駆逐艦『五月雨』『風雲』『若月』はトラックに帰港する。
15日、摩耶の横須賀回航と大修理が決定。
工作艦『明石』の協力下、トラック在泊中の第一戦隊、第二戦隊、第三戦隊、第四戦隊各艦は工作兵を摩耶に派遣し、応急修理は25日に終わった
近代化改装とマリアナ沖海戦
11月30日、瑞鳳の艦長が指揮する空母3隻『瑞鳳』『雲鷹』『冲鷹』、重巡『』摩耶』、第7駆逐隊『曙』『漣』、第17駆逐隊『浦風』はトラックを出発して内地へ向かうが、『冲鷹』が米潜『セイルフィッシュ』の雷撃で撃沈された。
駆逐艦2隻（浦風、漣）は艦隊から分離して『冲鷹』生存者を救助した。
12月4日、『摩耶』は横須賀に帰投する。
その後、修理と共に三番砲塔を撤去して四〇口径八九式十二糎七高角砲2基を増設するなど、対空兵装強化の改装を受ける。
1944年（昭和19年）4月9日に改造完了。
6月19-20日のマリアナ沖海戦に栗田中将指揮する第二艦隊前衛部隊、第四戦隊『愛宕』(旗艦）に所属して参加する。
6月20日17時30分、右舷至近弾により若干の被害を受け、また左舷への至近弾で舷側バルジに浸水し2度傾斜した。
16名が戦死し、40名が負傷。
横須賀に戻り、損傷修理と並行して出火対策と対空装備の強化が行われた。
7月16日出港、リンガ泊地に進出した。
レイテ沖海戦
1944年（昭和19年）10月、第四戦隊（愛宕、高雄、鳥海、摩耶）はレイテ沖海戦に参加、栗田中将は引き続き愛宕を旗艦としていた。
22日午前8時、ブルネイを跡にした。
23日午前6時30分前後、パラワン水道にて米潜水艦『ダーター』 と『デイス』 の2隻が栗田艦隊を襲撃した。
まずダーターの雷撃により『愛宕』が轟沈、沈没。
高雄も航行不能となり、駆逐艦( >д<)､;'.･波』『朝霜』に護衛され撤退。
つづいて『デイス』の雷撃が『摩耶』を襲った。
6時57分、摩耶の左舷に魚雷4本が命中。
（艦首錨鎖倉庫、一番砲塔、七番缶室、後部機械室附近。
摩耶は左舷に大傾斜し艦首から海没をはじめ、7時5分に沈没した。
沈没地点北緯09度27分 東経117度23分 / 北緯9.450度 東経117.383度。
艦長以下336名が戦死した。
副長以下769名（士官47名、下士官兵722名）が駆逐艦『秋霜』たちに救助され、午後4時前後に大和型戦艦『武蔵』に横付、摩耶の乗組員を移乗された。
その後も激戦が繰り広げられ、最終的な戦死者は470名に上った。
生き残った者たちは、隼鷹輸送部隊の『利根』に乗艦し日本に戻った。
12月20日、摩耶は帝国軍艦籍より除籍。
マヤ(メンタルモデル)
CV：MAKO
か~にばるだお🎵
摩耶(艦娘)
CV：東山奈央 絵師：パセリ
対空番長と~やまん💘(/o＼)
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